先日、スクールダンスフェスティバルが開催されました。
ラロトンガ島にある全12の小・中学校、高校の代表チームが、学校をあげて完成させる1つのプログラム。
2夜に渡り、国立劇場(National Auditorium)にて踊る、子ども&学生たちのダンスの祭典です。
2年に一度ということ、そして自分たちの学校の名誉がかかっていることもあり、
みんな気合がしっかりと入っているようです。
そして、親族勢揃いで応援に駆けつけます。
選ばれたダンサーたちは授業中にも練習に取り組んだり等、大会前の1週間余りは
島の子どもたち皆がどことなくそわそわとしていたみたいです。
各学校ごとに趣向を凝らし、親も振り付け、ドラム、衣装作りにと参加して
1ヶ月弱に渡り準備が続きました。
さて、当日。
一言で感想は、まさに感激!
参加している子どもたちが心から楽しみ、踊っている様子が、
女の子たちの美しい表情 、
男の子たちの激しく、士気を感じる動作と掛け声、
そして、舞台に立っているみなの真剣な眼差し、
どの演技も素晴らしく、アツく、感動的でした。
どのチームも、すぐにそのままクック諸島を代表して海外公演に行っても問題ないぐらいの出来具合。
どうして島の人々はみんながみな踊れるのだろうか?っと今まで機会があるごとに疑問に思っていたけれど、
今日それに対する答えがはっきりしました。
ドラムのリズム、ステップ、そしてクック諸島ならでわの華麗で激しい仕草、
それを何となく耳にしているだけれではなく、
実際にこうやってみんなが踊る機会がある。
庭で生えている草を編み込んだスカート、冠、ネックレス
木の幹を割いて、柔らかくした繊維のフラスカート
貝殻のベルトやネックレス、、、
ダンスのための伝統的な衣装や装飾品は、決して既製品を購入するのではなく、
身の回りの生活に根付いてる材料を使い、
学校の指示に合わせて親が子のために手作りをする。
そんな風に、子どもたちが成長する過程で
みんなクック諸島の伝統文化にどっぷりと浸かり、経験している。
また、機会を見てビデオをアップしていきたいと思いますが、
まずは写真からでも、 クック諸島の子どもたちの熱気を日本のみなさまにお届けできたらと思います。
決して選び抜かれたダンスチームの子どもたちではなく、
普通の子どもたちが、こうやって素晴らしい舞台を演じることができることからも
まさに今でも伝統文化が深く根付いている、クック諸島の素晴らしさを感じていただけるのではないでしょうか。
まさに、クック諸島は太平洋に残された”最後の楽園”ではないでしょうか。
ポリネシアンダンスにどっぷりと浸かってみたい方、 今年の夏にクック諸島最大のダンスの祭典に合わせてクック諸島に来ませんか?
独立を祝うこのお祭りにはラロトンガ島だけではなく、 クック諸島の他の島からもダンスチームが参加し、正にクック諸島のダンスの祭典となります。
今年の夏は、クック諸島のお祭りでポリネシアダンスの熱気に包まれてみませんか?
観光客の波に溢れるのではなく、
地元の人に混ざりながら一緒に見るダンスイベントはクック諸島ならではの貴重な経験。
穴場です!