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惜しくもタヒチに負けました #WCR2019クック出場叶わず


「雨と共に、希望も流された」

翌日の新聞記事のタイトルです。

国中の誰もが「絶対クックが勝つ」と口々に言い、信じていた試合。

結果は13 - 9

残念なことに、

なんとクック諸島(世界ランク48位)が、世界ランク91位のタヒチに負けてしまいました。

タヒチにとっては、対クック諸島チームへの歴史上初の勝利で大喜び。しかもアウェイで。

逆に、クック諸島にとっては、史上初めて、タヒチ戦黒星。

クック諸島に来て早くも8ヶ月。

クックに対する愛着心も増した頃、初のラグビー観戦が負け試合となりかなり悔しい気分に浸りました。

試合開始は午後3時。

生憎、朝からパッとしない天気。

正午過ぎには雨が降り、午後2時にはかなりの本降りに。

でも、ラグビーは雨天決行だよね、と3時過ぎにスタジアムにせっかくだからと出かけたら、なんと既に満席状態!

確かに一国の国立スタジアムとしたらびっくり小さく、

おそらく日本の高校ぐらいの規模の大きさだけれども、びっしりと人で埋まっていました。

びっくり!

時間にルーズなクック諸島でも、

国際試合となると、プレーヤーもそしてお客さんたちも、ちゃんと”定刻”集合するのね、なんてちょっと感心しながら

私たちはフィールドに近い場所で、見学することに。

感想を一言で、

「激しくぶつかり合う選手たちのドシッ!バンッ!という音が、

聞こえるぐらいの距離で観戦していたので迫力満点。臨場感があり応援に自然と力が入った」

「まさに”戦っている”両チームの男たち。複雑なルールを知らなくても、楽しめました」

スタジアムの横には椰子の木が並び、

フィールドの隅は、大きな犬たちが試合中に堂々と横切る通る。

応援に力が入ってくると、思わずフィールドの中に数歩侵入し、大声で選手たちにカツを入れるおじさんたち。

ハーフタイムには、

アイランドダンスチームがフィールドで踊り、

得点が入るとポリネシアンダンスチームの軽快な太鼓リズムの生演奏が響き渡る。

なんともクック諸島らしらさを感じながらの、初ラグビー観戦。

ラグビーを知らなくても、すっかりファンになりました。

負けてしまったけれど、応援に来て良かった。

そして記念すべき初めてのラグビー観戦がクック諸島で良かった。

とても思い出になりました。

雨が降り、グランドが濡れた中で行われた、マオリの男同士たちの試合。

選手だけれではく、国中の人が雨に合わせて泣いたラグビー敗戦の日となりました。

タヒチは、アジア予選から勝ち上がって来るチームとのプレーオフ進出となります。

また、太平洋諸国代表、トンガとフィジーにも期待が高まります。

ぜひ、みなさんご注目、そして応援下さいね。

【余談】

ちなみに、地元の人々は、今回の負けに対して;

「タヒチのチームは、マオリのチームではなかった。

白人フランス人プレイヤーをたくさんフランスから呼び寄せていたからだよ。」

とつぶやいています。

調べてみたら、フランスは世界ランク8位。

地元の人の声も、まんざらではないかもしれませんね。

クック諸島に偏ったレポート記事となりましたことご了承くださいね(笑)

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