”もうすぐMOANAという映画の上映が始まるから楽しみでしょうがないの。
モアナって私と同じ名前なのよ”
近所の8歳ぐらいの女の子が目を輝かせながら話してくれたのをよく覚えている。
それが、ディズニーの今年の新作映画のこととは知らなかった。
ディズニー初、太平洋の島々が舞台の、ポリネシアの島の少女の物語。
昔、ポリネシアの人々は帆船を巧みに操り、島々を渡り巡った。
しかし、ある時人々は帆船に乗ることをやめた。
その謎は、、、、
モアナはクック諸島であっという間に大人気。
子どもたちはもう夢中。
まあ、エンターテイメントが少ない島だけど、
既に何回も映画館に通って子たちもたくさんいるよう。
ということで、私も早速観てきました。
感想は、、、
映画の中で描かれている美しい世界が、
まるで私が日々生活し、見ているクック諸島での島の暮らしそのまま!
アナと雪の女王や、ズートピアは、空想の中のおとぎの世界の話だなあとは誰もが感じるけれど、
モアナは現実のポリネシアの日常の世界が広がる。
そして、クック諸島に数ヶ月だけ住んでいる私にとっても、
今までに見てきた人々の暮らし、植生、村の様子、島の自然環境、人々の身なり、振る舞い等々が
そのまま映画になり、アニメとして再現されている!ので
とても親しみやすく、ぐっぐと溶け込んでしまった。
実は、私は週末にクック諸島の伝統的な帆船に乗せてもらい、
クック諸島の人々と共に、マストを張ったり、舵をとったり、方向転換をしたりと航海術を少しかじり、
実体験する機会に恵まれました。
私の暮らすラロトンガ島を帆船に揺られながら外洋から眺め、
クック諸島の若者たちと共に外海で協力し合い戦う、経験を楽しんだばかりなので
正にモアナの帆船での旅立ちと海を渡るその航海のあり方を実体験を通して
さらにリアルにモアナの映画の内容を感じることができました。
詳しくはこちら → 自分たちのルーツを求めた帆船ヴォヤージ
ディズニー側は、ポリネシアの島々を巡り、
各島・地域の人々の暮らしや歴史、語り継がれる伝説を集め、映画に作りに反映させたという。
特定の国や島ではなく、”仮想の島”ということであるけれど、
私、そして周りの多くの友人はまさにクック諸島の首都のある、
ラロトンガ島がモデルではないかと密かに思っている。
美しいラグーンに囲まれた島。
火山の山々が連なる豊かな緑。
そして中心には神聖な頂き、まさにそれはラロトンガ島のニードルロック!
日本での公開が待ち遠しいです。
みなさんも、ぜひぜひ「モアナと伝説の海」をご覧いただき、
まるで映画の舞台のようなラロトンガ島へぜひお越しください。
ポリネシアの海と山を全身で感じる冒険の旅がクック諸島ではお待ちしております!
『モアナと伝説の海』
2017年3月10日全国ロードショー
原題:Moana
全米公開:2016年11月23日