ホクレア号がとうとう、そして無事にハワイに戻ってきましたね。
60,000マイルの航海 (約96,500km)
23の国の地域、150の港に寄港し、人々の平和のメッセージを届けた
3年間の航海の旅
本当にお疲れ様でした!
先週末6月17日にはハワイにて、ホクレア号を迎える大きな式典が盛大に行われたようです。
こちらのホクレア号Facebookにも、そのエキサイティングな様子を感じることのできる写真がたくさん掲載されています。
全長19メートルの小さな帆船。
近代の航海器具を一切使わず
星、風、波、鳥、など周りの自然のみを理解し、それのみを頼りにした航海。
360度見渡す限りの海に浮かび、自分たちの場所をしっかりと把握し、目標点を定め進む知識とその精神力。
3年間、、、
毎日。
どんな暑い雲の日でも、嵐の日でも。
想像しただけでも、その想像を超える日々を乗り越えたクルーたちの力&知識、 そしてなによりも諦めず、信じ続け進み続けるという精神力に感動です。
私は幸いにもクック諸島で同じような帆船に乗る機会に恵まれた。
たった数時間の航海の経験しかないけれど、
ホクレア号、そしてクルーたちが成し遂げたことの素晴らしいさを
少し実感して感じることができた。
だから、
ラパヌイ(イースター島)を見た時のクルーたちの喜びの声を
ブログを読みながらまるで一緒に航海をしているかのように感じることができた。
そして、最後のチャレンジングな長旅、タヒチからハワイの航海に出発した時には
よく海を見ながら、ホクレア号の位置を想像したり、
天候が荒れた日にはクルーたちのことを心配していたりしていた。
私は、ホクレア号のクルーは誰一人知らないのに、
ポリネシアの帆船には人々を結びつける不思議なパワーがあるのだと、感じていた。
ホクレアとはハワイ語で「喜びの星」という意味。hōkūは「星」、leʻaは「喜び」。
ハワイのホクレア号はその名が全世界に広まり、ハワイの先住民族の伝統文化復興運動のシンボルとなっています。
そして帆船の文化はポリネシアに散らばる人々のアイデンティティ。
クック諸島のマルマル・アトゥア号が毎週土曜日にクルーを育てる航海練習を続けるように、
ニュージーランド、タヒチ、ミクロネシア、サモアにも同じような帆船が浮かび、
帆船を中心とした人々のコミュニティー、そして活動が広がっています。
クック諸島の帆船、そしてクルーたちが
近い将来外洋に漕ぎ出し、タヒチやニュージーランドに到達できることができたら、、、。
ポリネシアトライアングルの中心にあるクック諸島。
ポリネシア文化の源流と言われるクック諸島のクルーたちをこれからも応援していきたいと思います。
ホクレア号の唯一のクルーである
内野加奈子さんにお祝いのメッセージを送ったら、
突然のメッセージに関わらず、あたたかなメッセージがハワイから届きました。
そしてびっくり。
偶然にも、
なんと、ホクレアのクルーたちとの再会をしていた中で、
クルーたちがいつか行きたい場所のリストで、”ラロトンガ”が候補として話していたとのことでした。
”カヌーをきっかけに新しいコミュニティや夢が広がっているのが、とても楽しみですね!”
と加奈子さん。
私もポリネシア歴短いですが、カヌーの力にすっかり魅せられています。