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島の子どもたちへの伝統文化継承のために


先週、島の各学校の代表チームが集まり、伝統文化のコンペティションが開かれました。

自国の伝統文化にクック諸島マオリ語も含まれるということで、プログラムもマオリ語で書かれていました(涙)

オンライン辞書を使って理解しようとは努力しようとはしたものの、実際は難しく、、、

行ってからのお楽しみということで、出かけました。

会場はハイランドパラダイス。

ラロトンガ島の西側、丘の中腹、とても見晴らしの良い場所です。 月曜・水曜・金曜日にポリネシアンダンス・ディナーショーが開催されている場所です。

数百年前、島の人々はこのように山の中に部族ごとに固まり、ひっそりと暮らしていたということ。

緑に囲まれ、輝くラグーンを見下ろす、、、

再現された住居跡を見ながら、想像を膨らませていました。

きっと自然と向き合う、平和な暮らしだったんだろうな、、、

会場では、子どもたちが椰子の木の葉を使ったウィービングをしていました。

黙々と編み続ける、子たち。

きっと上、下、上、下とパターンに沿い、編み上げるのでおしゃべりをしていたら頭がこんがらがってしまうからかなぁ。

見る見るうちに、様々な作品が編み上げられていきました。

帽子、籠、魚を入れる籠、魚を捕まえるしかけ

屋根瓦、うちわ、ボール(玉)

飾り、そしてバッタなどの子どものおもちゃなど、、、

島にあるものだけで、生活が成り立っていたころに

人々が工夫して考え出した知恵とアイデアを見ることができました。

クック諸島マオリ語のストーリー劇

ウクレレ演奏

ココナッツの割り方

などなど、

1、2世代までは当たり前の島の日常の暮らし。

太平洋の真ん中にぽつんと浮かぶ、陸地から離れたクック諸島にも

インターネットの情報は流れ、定期的に大きなタンカーに乗せられ多くの物資が届き、近代化は進みます。

そん中、

島の伝統文化を子どもたちにも誇りをもって残したい、というこのイベント。

今後も続くことを応援します。

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