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やはり国民的スポーツはラグビー 歴史的な負け試合から2週間経ち思うこと


誰もが負けるとは思ってもいなかった、

2019 年日本ワールドカップ出場をかけた予選の試合

タヒチ vs クック諸島。

13 対 9で惜しくもクックが負けました。

雨の降る中の、コンディションが悪い試合。

雨と供に選手たちは泣いていました。

応援に駆けつけていた、島中のファンたちもまさかの負けに、びっくりだったようです。

「ああ、信じられなかったよ。

だって今までたった一度もクック諸島はタヒチ相手に負けたことがなかったんだからさ」

隣国同士。

そして国民的スポーツ、ラグビーの国際試合で連勝を続けていたクック諸島のラグビーの歴史が塗り変わりました。

あの悔しい、誰もが信じられなかった負け試合から2週間が経ちました。

日々の新聞の記事、投稿欄、スポーツ解説者、、、いろいろな人があの日の試合に対して、コメントが続いています。

「悪いのは選手たちではない。ラグビー協会の方だ」

「準備不足だよ。出場選手を決定し、練習する期間があまりにもなさすぎたのさ」

「選手たちを見ただけも、鍛えられた身体でないことが分かるよ。特訓不足さ」

「ラグビー協会に対する、政府やその他の団体から支援がなさすぎたのさ」

「選手、コーチ&監督、そしてラグビー協会の真剣さが感じられなかったよ」

などなど、

様々な意見が聞かれます。

「ワールドカップ出場を懸けた大切な、負けられない試合。

真面目に勝ちに行く試合なのだから、海外で活躍するクック諸島の選手たちを呼び戻し、チームを作り上げるべきだったさ」

これにはしかり。

この試合のためにタヒチナショナルチームは、フランスで活躍する選手たちを8人もタヒチに呼び戻して、クック諸島戦に臨んだとのこと。

「タヒチチームは本来あるべき”マオリ人”のチームではなかったよ。

だって白人選手が目立っていたから」

とは、負けたクック人たちの後悔の念から出てくる言い訳の一つですが、

確かに世界ランク10位前後につけているフランスのチームで活躍する選手たちが数人チームに入るだけでも

ぐっとそのチーム力はアップするのでしょうね。

実は、日本やニュージーランドのラグビー界で活躍する選手たちの中でも、

クック諸島に所縁のある選手たちが実はかなりいるとのこと。

なので、クック諸島ナショナルチームコーチ軍も本気となり、十分に計画と作戦を練り、

選手たちを本国に集結させてチーム作りをしていたら、異なる結果になっていたかもしれませんね。

たかがラグビー。

されどラグビー。

若い頃は俺も地区の代表選手だったんだ、海外遠征にも行ったことがあるさ、

ナショナルコーチをやっていたこともある、なんて人が周りにたくさんいるから

そういう人は更に今回の歴史的負け試合を振り返り、辛いコメントをつぶやく。

やはりラグビーはクック諸島の国民的なスポーツなんだなあ、と。

でも、みないつまでもくよくよせず

明るい将来を見据えて、話を締めくくる。

「まあ誰が悪いと指を刺し合っていてもしょうがないさ。」

「次回の試合に備えていまから計画していかないと」

タヒチ戦の時、男たちが激しくぶつかり合う光景が脳裏に浮かび、

それとともにドシっという音を聞いいた感覚がまだしっかりと頭の隅にまだ残っています。

国民的スポーツに対する、クックの男たちの熱意と思いを感じているこの頃です。

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