9月23日土曜日に行われた第40回、
ラロトンガ島1周レースは島の良さを感じることのできる美しい空の元、繰り広げられました。
全参加者432名。
地元のランナーに加えて、
国外からニュージーランド、オーストラリア、USA,カナダ、オーストリア、タヒチ、
そして日本からのランナーたちが参加したということです。
31kmを走り切った一位の選手は
オーストラリア人の男性、Matthew Cooper さん。
記録は1時間56分06秒
おめでとうございます!
私も、
予定通りレースに参加しました。
でも、ほぼトレーニング出来なかったため、RUNではなくWALK部門で。
31km果たして歩き切ることができるのか?
途中で倒れてしまわないか、など久しぶりに自分の体力が心配となる
とても不安な気持ちでレース当日を迎えました。
レーススタートは5:30am。
5:00amごろには、
アバルア市内の本部は薄暗い中、人々の熱気で溢れていました。
寒いなあ、と長袖を羽織っていた私を横目に、
白髪のおじいさんランナーたちがランニングシャツ姿で元気にウォーミングアップ中。
本気で走る組がスタートラインに並び、いよりよレース開始。
レースガンの音に続き、トラックの荷台に乗った地元のドラム演奏者たちが軽快なリズムでランナーたちを応援します。
日の出 6:27am
天気予報 曇り&晴れ
最低気温18度 最高気温24度
いつも車であっという間に通り過ぎる通勤の道も
1歩、1歩となるとやはり遠い道のり。
でも夜明け前の寝静まった島を、
歩くのはとってもスペシャルな気分。
徐々に夜明けが近づき、
アヴァルア市内を通り過ぎ、ラロトンガ空港の3.2kmの滑走路の端から端まで歩き切った時に
美しい朝焼けの空がお祝いしてくれました。
いつもみている山影も今日はひときわ美しい!
ひたすら歩き進める楽しみは、「給水所」。
気温も高くないので、実際喉はそれほど乾かないのですが、
地元の子どもたちが仮装したり、愛嬌一杯にwater, water, water!とお水を進めてくれます。
約4kmごとに設置されているこの給水所ごとに、
異なった衣装でランナーたちを迎え、
私の水を受け取って!との子どもたちのかわいい満面の笑顔のアピール。
最初のうちは
写真も撮っていたのですが、そのうちそのエネルギーも無くなってしまいました。
あしからず。
朝靄がかかるラロトンガ島の西側。
私は、朝陽が昇る東側に住んでいるため、島の西側に早朝にいることがほぼないため、
いつも見ている風景とは異なる、美しい島の雰囲気に、改めて感動。
左右に広がるのどかな島の暮らし。
緑深い山々と、南国の花々たち。
そして、レース中、時折右手には美しいラグーンがぱっと広がる。
そんな美しい道がレース会場です。
海外からのランナーたちを観察していると、
山の風景や、人々の家や庭、そして
早朝から元気に走り回るにわとりや、道端に座り
まるでランナーたちを応援している犬たちの姿をカメラに収めている人たちの姿も見られました。
海外レーサーたちにとっては、異国の素朴な島の暮らしを垣間見ながらの
特別なレースとなっているようでした。
私にとっては、初めての競技レース参加。
年齢も違う人たちと同じコンディションで同じ距離を歩く、というのは、
自分の体力を見直す良い機会になりました。
遥かに年齢の高い白髪のおじいさんランナーに最後の1/4距離のところで追い抜かされ
そのしっかりとしたWALKINGの速度についていくことが出来ませんでした。
抜かされたときは、レースを完走することのみしか頭になかったけれど
振り返ってみたらとっても情けないこと。
体力もしっかりとつけて
日々トレーニングしておかないと、私もあの白髪のおじいさんみたいに元気に過ごすことができない!
と、その光景が今の自分の生活を見直す良い教訓となっています。
結果は、
4時間26分で31km歩き切りました。
自分におめでとう&お疲れさまでした。
翌日には
アイランダーホテルにて、表彰式とディナーショーが賑やかに開催されました。
トロフィーは、
島の神様、タンガロアの木彫り。
生花の香り漂う中、
ブッフェディナーの後は、
クック諸島のドラムのビートに合わせて、ダンスショー。
海外からの参加者たちもみなクック諸島の色に染まる夜となりました。
気になる来年、2018年度のレースですが、既に日にちは決定しています。
第41回ラロトンガ島1周ロードレース(31km)
2018年9月22日が本レース日
となります。
隠れた南の島で繰り広げられるマラソンレース、
気になる方はぜひ今から日程&体力調整してみてくださいね。
来年、クック諸島でお待ちいたしております。