庭の片隅に置き去りになっていた2匹の生まれたてのひよこちゃんを救出した知人から譲り受け、
我が家に2匹のひよこがペットとしてやってきました。
生後10日ぐらい。
想像した通りの、薄い黄色の毛で覆われ、ぴよぴよと鳴く、2匹のひよこたち。
少し大きい方がピー太。
小さくスマートの方がピー子。
残念なことに親から放置されたけれども、幸いに2匹とも怪我もなく、元気いっぱい。
ピー、ピー、ピー
クック諸島を旅していると
島の至る所、自由気ままに歩き回るにわとりたちの姿を皆さん目にすると思います。
朝、にわとりの鳴き声で目が覚めた、という日も1日ぐらいはあるかもしれません。
「あのー、ニワトリって野生ですか?」
「所有権あるんですか?」
とは、私もよく聞かれます。
実は、ないと私は思っています。
ラロトンガ島のにわとりたちは、野鳥(?)で、気ままに好きな場所を住処に生活しています。
誰が餌をやることもなく、人間たちの残飯や、虫たちをたべて生きていると思います。
家の庭や、仕事場の駐車場を見ていると、
日々同じにわとりを目にし、そして気が付いたらひよこたちが生まれ、徐々に成長している様子もよく観察できるので、
やはりある程度の縄張りがありつつも、島で自由に生きています。
暗くなると、ひとっ飛びして、
びっくりするぐらい木の高い方に登り、枝に止まり寝ています。
日本で農場の小屋にいるにわとりしか見たことがない私は、
にわとりが実はこんなにも「飛ぶ」ことができる鳥だということ、知らなかったですし、
木の上でにわとりが寝ることも知りませんでした。
酉年のお正月に書いた記事もぜひ、ご覧くださいね。
さて、私たちの2匹のひよこは、しばらくは大きなプラスチックの容器が小屋。
そして、テラスやお庭を時々散歩させて運動させます。
ぴー、ぴー、ぴー
腕に乗せて歩かせたり、
掌で包み込んだり、腕に止まらせたり、ポケットに入れたりすると
温かい体温を感じてでしょうか、、、気持ち良さそうに目を閉じて、一瞬で寝てしまい、 そして気が付くとまたすぐにぴー、ぴー、ぴーと鳴き始めます。
かわいく!そしておもしろいなあ、と思いながら観察しています。
お母さん鳥がいないので、餌もわたしたちが与えています。
ご飯粒、パン粉、そして島らしくココナッツのみじん切り、です。
日本のひよこにもココナッツをあげたら食べるのでしょうか?
島のひよこたちはDNAにココナツは美味しい、と入っていうのかな?
気になります。
ところで、
ひよこってどのタイミングで、ぴー、ぴー、ぴーの鳴き声が、コッケコッコーに変わるんだろう?
黄色の鶏はいないから、やはりどこかのタイミングで羽の色が変わるんだろう。
ぴー太は果たして男の子?いつ頃に、にょきっとトサカが生えてくるんだろうか?
鶏肉を日々食べているのにも関わらず
ひよこと鶏の成長は全く無知なことに気が付きました。
この可愛らしい子たちが育つ過程を観察するのを楽しみながら、
ラロトンガ島らしい島の生活にとても身近かな動物の一つ、ひよこをペットとして大切に育てていこうと思います。