一日に1-4便の国際線のみが発着する、クック諸島の小さな玄関口、ラロトンガ空港。
多くの方が長旅の疲れから、一刻も早くホテルに行きたい!と送迎バスに急ぎ足で進みます。
そして、深夜、真っ暗の中到着する便が多いので、ますますラロトンガ空港はますます通り過ぎるのみ、というのが現実。
そんな中、
心に少し余裕がある方、また帰国の際に少し時間が許す際に、目をとめて欲しい記念碑が空港前すぐにあります。
駐車場を挟んで、すぐ道路対岸に見える大きな木製アーチと、奥に飾られた大きな”貝”に彫刻された石碑。
これは、クック諸島から志願兵として第一次世界大戦に参加した兵士たちへの捧げ、世界平和を祈るメモリアル記念碑です。
小さな南の島からの兵士は500名。
ANZAC兵としてニュージーランドを経由して、ヨーロッパ、アフリカへ向かったということです。
ANZAC DAYの追悼イベントにて
クック諸島と戦争&平和を考えるをテーマで書いているのでこちらをご覧ください;
木彫りの大きなアーチも、よく見たら
兵士たちの姿が丁寧に彫られていました。
そして、
記念碑の周りには兵士たちが静かに眠ります。
美しい海に囲まれ、
まるで世界とかけ離れて、太平洋の真ん中にぽつりと位置するようなクック諸島の15の島々。
クック諸島の旅の初め、もしくは締めくくりに、、、
世界の平和を願い、そして地球市民としてしっかりと責任をもって生きていこうとしている
クック諸島の人たちの心に少しでも触れていただけたら嬉しく思います。