南半球に位置するクック諸島。
12月は夏。
まさに常夏!南の島!というイメージ通りの気候が広がります。
時折雨が降り、島の緑がぐっと濃くなると共に、
島の花々が一斉に競うように咲き出します。
ハイビスカス
プリメリア
ブーゲンビリア
クチナシ
などなど、、、そして、名前の分からないお花もたくさん!
椰子の樹に囲まれながらの、南の島のトロピカルな生活、
一年中、花は咲いていますが、この時期がやはり一番花盛りでカラフルな季節です。
島の人々も、
お花を耳にさしたり、髪の毛に飾ったり、または花で作った冠をかぶったり、、、
テーブルにそっと飾ったりと、自分をハッピーな気分にするために、日々の生活を花で飾り楽しんでいます。
クック諸島の夏、花の旬の時期に、と、テ・ミレ・ティアレ・フェスティバルが開催されました。
ティアレとは、クック諸島マオリ語で”花=フラワー”を意味します。
フラワー・フェスティバルと言っても観光客向けのイベントではなく、
地元の人たちが、日々に身近にある花への感謝の気持ちを込めて、
そして、お花たちを身近に感じる暮らしを忘れないように、というイベント。
主な内容は、以下となります;
11月27日 プライベート企業&お店のデコレーション
11月28日 政府機関&役所のデコレーション
11月29日 学校のデコレーション日
ラロトンガ島の多くの施設が、お花や葉でデコレーションされます。
また、島の各学校では、
子どもたちによる生花の冠制作コンテスト、手作り衣装を着たダンスコンテストなども開催されました。
島のみなが自宅の庭に咲いている花を摘み、
それぞれ仕事場、学校に持参し、デコレーションを楽しむ1週間。
島全体が、一層花の香りに包まれました。
この時期、日中は日差しが強く30度近くになりますが、
朝&夕方はひんやりと涼しく、心地良い風が吹いています。
散歩をすると、空気に花の甘い香りが漂っているので、五感でトロピカルな花々を感じることのできる美しい季節です。