今日も凪。
ムリビーチのラグーンでは、雲がそのまま海に映る、
まるで鏡の世界のような穏やかな1日でした。
日が暮れて、、、
見惚れるぐらいの大きな満月が登り、穏やかな海を静かに照らしていました。
月明かりで黄金に光り輝く海、
遥か遠い場所から、そして私の足元まで続く特別な光の道のよう、、、
波の音を聞きながら、しばらく眺めていました。
「夜に海を眺めていたら、光がピカピカ、チカチカとしていたのですが、何ですか?」
と、先日尋ねられました。
通常はどこまでも真っ暗な海が広がるクック諸島。
でもこの時期、時々、
何かを探すように、光があちこちにチラチラ。
しばらく消えたら、またピカピカ、、、
実はこれは、夜、一生懸命にトビウオ漁をしている島の漁師さんたちの船の光です。
ライトに向かって飛んでくるトビウオの習性を利用し、ライトを照らしおびき寄せ
ネットで捕まえているとのことです。
小さな船に乗り、真っ暗な海で波にもまれながら
1つの小さなライトを頼りに行うトビウオ漁。
私も海で光るライトを見つける度に、がんばってね、と船に乗る漁師さんに心で呼びかけています。
島の人たちが大好きなマロロはこうした漁師さんたちの夜の孤独な漁によって
私たちの食卓にあがることができるのです。
漁師さんたち、お疲れ様です。ありがとう。
メイタキ・マアタ