「太平洋・島サミット」、通称PALM8の開催が近づいています。
日本のリードの元、
1997年から3年に一度開催されており、今回で8回目、ということからPALM8。
太平洋島嶼国が直面する様々な問題について首脳レベルで話し合う会議で、
今週末、2018年5月18日及び19日に福島県いわき市で開催されます。
私もこの会議の名前、昔どこかで聞いたことがある気がするけれど、、、
まさか、自分が住むことになるクック諸島が含まれていることは気に留めたことがありませんでした。
今回の第8回会議は19の国と地域の参加。
もちろん、クック諸島のプナ首相も参加しています。
そして、びっくりしたことに、
クック諸島は、初回の1997年会議からしっかり参加していたとのこと。
あれっ?
日本がクック諸島を国として正式承認したのは、2011年3月。
その前からしっかりと”準国”のように、代表団を送っていたのですね。
素晴らしい!
昨日、
ヘンリー・プナクック諸島首相、兼外務・移民大臣が、日・クック外相会談を行ったというニュースが届きました。
人口2万人、
193番目に国家承認したばかりの小国にもしっかりと時間を割いてくださった日本政府に本当に感謝。
以下、
日本外務省のウェブサイトからの引用です。
本16日,午後3時30分頃から約20分間,河野太郎外務大臣は第8回太平洋・島サミット(PALM8)出席のため訪日中のヘンリー・プナ・クック諸島首相兼外務・移民大臣(Hon. Henry Puna, Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and Immigration, Cook Islands)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
冒頭,河野大臣から,訪日の歓迎の意を表明した上で,2011年の外交関係開設以降,二国間関係が着実に深まっている旨述べ,再生可能エネルギーをはじめ,クックの自立的かつ持続可能な発展に向け,引き続き協力していきたい旨伝えました。これに対し,プナ首相から,日本の支援に対する謝意が示されるとともに,今後更に両国の協力関係を深めていきたい旨述べました。
両大臣は,PALM8の成功に向けた協力や「自由で開かれたインド太平洋戦略」に基づく連携,北朝鮮を含む地域情勢,国際場裡における協力等幅広い分野における両国間の協力について意見交換を行いました。
PALM8の主なテーマは、
「海洋協力」
「自立的かつ持続可能な発展」
「人的交流の活性化」
とのこと。
海に囲まれた島国同士、
そして海を隔てて気持ち的に遠くは感じてしまうけれど、地球規模で考えたら同じ太平洋地域の国として、
地域の安定と繁栄のためにともに歩み、
パートナーシップを強化することを目的とした首脳レベルの会議。
遠い太平洋の真ん中から、
太平洋諸国の人々、そして地球にとって有意義な話し合いが行われることを祈っています。