33年間にわたり、
世界中から集まった7万5,000人以上の観光客、そしてメディアクルーたちを
ラロトンガ島の聖地テ・ルア・マンガ、通称ザ・ニードルへ導いてきたパさん。
本名は、パ・テウルアアさん(Pa Teuruaa)
パというのは苗字ではなく、名前です。
通称ザ・ニードルとは、
現地の言葉でテ・ルア・マンガ(Te Rua Manga)。
ラロトンガ島の中心を突き刺すように、針りのような尖った岩がニョキッと聳え立つので、ザ・ニードルと呼ばれます。
高さ413m。
島を巡りながらドライブしていると、深い緑の山々が連なる風景の中に、
突然現れるザ・ニードルの鋭い岩は、やはり一風変わった出で立ち。
それもそのはず、
このザ・ニードルは島の中でも神聖なパワースポット。
聖なる場所として知られます。
そして、パさんも
島の大地と聖霊と深く繋がり、コミュニケーションができるスピリチュアルパワーを備えます。
ほぼ90%以上がクリスチャンの島で、数少ない仏教徒。
そしてがっしりとした身体からは想像できないけれど、お肉を食べないベガン。
パさんのスピリチュアル精神は、世界にも届いています。
2000年、
ダライ・ラマの使いたちがラロトンガ島を訪れ、パさんに島のエレルギーポイントを尋ねました。
パさんは、迷いもなくザ・ニードルに仏教僧たちを導き、彼らは900年昔のある高僧に所縁のある壺を埋葬したということです。
”その壺をザ・ニードルに捧げた後、
ダライ・ラマがラロトンガ島のこのテ・ルア・マンガ(ザ・ニードル)を世界の第8パワーポイントとしてブレッシングしたんだよ”
1990年代のハワイのキラウエア火山が噴火し、多大な被害を及ぼしました。
ハワイの女神ペレの怒りをどうにかして鎮めなくては、いけない!
そのスピリチュアルパワーを持った人を世界中を探し求めていたところ、
パさんを見た一行が、この人だ!と覚った。
パさんは、ラロトンガ島からハワイに飛び、女神ペレの為に儀式を行なった。
そして、女神ペレは次第に鎮まっていった。
女神ペレを世界で唯一沈めるパワーがあり、スピリチュアルコミュニケーションができるパさん。
ポリネシアの島々の石には特別なパワーが宿っていると伝わり、
古代ポリネシア人も石を特別な時に移動させたり、神聖な場所を石で囲ったりしていた。
また、ハワイの島の石にはパワーが宿っているので、
石を持ち帰ったら女神ペレの怒りから呪われる、と現代でも言われる中、
ラロトンガ島のパさんの自宅の庭には、大きな女神ペレのハートと伝わる石が巨木の下に祀られている。
遠いラロトンガ島にいながらも、
女神ペレ、そしてハワイ島の平和を日々祈ってください、という願いを込めて
ハワイの人々から託された大切な石。
パさんは
この石、いや女神ペレのハートを日々大切に預かり、祈りを捧げ、またスピリチュアルコミュニケーションをしています。
つづく... ...