島中の人々がまるで自分たちの息子たちを応援するように
暖かい声援が送られた2019年ラグビーワールドカップ日本杯への出場権を争う大切な試合。
クック諸島 vs 香港
太平洋を挟んで浮かぶ、二つの小さな島のチーム同士が戦いました。
Go! Cook Islands boys!
がんばれクック諸島!🇨🇰
ホーム&アウェイ形式の2試合。
クック諸島に住む香港人、
逆に、香港に住むクック諸島人共にごくごく僅か。
各チームともも、ほぼ完全なる”アウェイ”の雰囲気にて行われた2試合。
クック諸島のラグビースタジアム。
椰子の木が生え、その周りの芝生にまるでピクニックをするように観戦する人々、、、
そんなのどかなスタジアムを見て、香港の選手たちはきっとびっくりしただろうなあ、と思います。
「相手の香港代表だけどさ、顔はみんな西洋人をしているんだよ。
アジア人の顔なんてほんと数人なんだ」
国籍がなくても、
居住期間が継続して3年以上、両親・祖父母のうち一人がその国出身であるなどの条件が揃えば
代表選手になることができるラグビー。
日本代表選手たちの中にも
西洋の顔付きをした選手たち、そして太平洋諸国のマオリたちが頑張っている姿で知られるように、香港も同じよう。
「香港チームもニュージーランドやオーストラリア、そして太平洋諸国の選手たちが多くいるんだ。
だから、対香港の試合だけれども、結局は自分たちの兄弟たちと戦っているようなものさ」
とは、地元クック諸島ラグビーファンたちの声。
何はともあれ、
まずは、クック諸島に香港チームがやってきました。
どこまでも青く広がる空、椰子の木や南国の花々に囲まれながらのアツイ試合です。
6月30日
強そうな顔&がっしりした体格!
クック勝てるかと思ったけれど、やはり香港は強かった!
26 vs 3でクック諸島は負けてしまいました。
島の人々、家族・親族・地域の人々が一生懸命戦い切った選手たちに
暖かく声援を送り、激励していた姿が気持ち良い、ゲーム後の光景でした。
まるで自分の息子たちに声をかけているように、「よく頑張ったな!」と。
クック諸島アウェイ
7月8日 香港スタジアムでの試合
応援が少なく、やはり圧倒されてしまったよう。
51 vs 0 の結果となりました。
クック諸島ボーイズ、よく頑張った!
小国の誇りを持ってこれからも夢を諦めずに追い続けよう!
人口1万8000人のクック諸島。
オリンピックやW杯のような国際的なスポーツイベントで目立つように活躍するにはまだまだ道は遠そうです。
でも、ラロトンガ島の子どもたちはオールブラックスの夢を見ながら、裸足で日々ボールを追いかけています。