南半球に涼しい時期が始まったという知らせと共に、ザトウクジラ達が南極からやって来ます。
寒い海を逃れ、暖かく安全なクック諸島近海の海で子どもを産み、子育てをします。
クック諸島でザトウクジラを見ることができる時期は6-7月から10月初め頃まで。
今年は、クジラの目撃が少ないなあ、とは思っていましたが、ついにシーズンがやって来たようです。
珊瑚礁まで陸から近い場所、そして小高い丘の上から見下ろすようになっている場所では、
肉眼でザトウクジラを観察することができます。
ラロトンガ島をぐるっと1周する32kmの海沿いの道。
通称メインロード。
メインロード沿いでは、クジラを見ることが出来るたくさんのポイントがありますが、
その中でもお勧めは島の西側、アロランギ地区にあるブラックロックです。
ブラックロックは、その名の通り、黒い玄武岩の岩でできた場所。
島の人々にとっては、死後の魂が憧れの地アヴァイキ/ Avaiki に旅発つ前に集まる場所と信じられている聖なる地。
小高い丘のようになっているため、ラグーンを望む景勝地、また子ども達の大好きな泳ぐ場所です。
今日も、ブラックロックでは、
ぼーっと海を眺めながら、ザトウクジラを探す人の姿を見ることができます。
ツーリストはもちろんのこと、地元の人々もドライブの休憩を兼ねて
色々な人が次々に立ち止まり、景色を眺め、クジラを探しています。
このブラックロックからの眺め。
左側はこんな感じ。
約1-2km先にはエッジウォーターリゾートがある、白砂の長いビーチが続きます。
正面。
珊瑚礁が近く、外海はもうすぐです。
こちらが、右手側。
地元っ子達が週末に集う海&ビーチ。
海が途切れた場所が、もうラロトンガ空港の滑走路です。
そう、飛行機が到着するときに、ここブラックロックにいたら、迫力あるシーンを見ることができます。
今日も1日、海が輝く美しい日でした。
日本の夏の時期にクック諸島に旅行をするみなさま、
ぜひラロトンガ島のブラックロックにてザトウクジラを探して見てくださいね。