ラロトンガ島の海は、ラグーンにぐるっと囲まれていますが、
数か所、サンゴ礁が途切れて、外海とつながっている場所があります。
大きな切れ目は、伝統的には帆船が行き来をしていた場所。
小さな切れ目は、漁師さんたちがフィッシングのためにボートで沖に漕ぎ出しています。
このサンゴ礁の決め目の場所は、パッセージ(Passage)と呼ばれます。
このエリアは、時間帯により潮の流れがとても強くなり、大変危険となります。
一見穏やかに見えても、海の中は強い潮の流れがあり、
”まるでお風呂の栓を抜いたように外海に引きずられてしまう”こともあるとのこと。
よって、このパッセージエリアは、遊泳禁止となっています。
観光客の皆様に広く危険を知ってもらうように、道路沿い、
またビーチにも、「泳がないでください」NO SWIMと看板が立っています。
このサインを見つけたら、付近ではラグーンに入らず、絶対に泳がないでください。
海のことを深く理解する地元の人たちは、このように危ない地域でも、
魚を狙いフィッシングを楽しんでいる姿を見かけることも実はあります。
が、観光客の皆さんは、「Danger = 危険」の看板をリスペクトしてくださいね。
楽しいクック諸島旅行が台無しとなりませんように。