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現在クックはCode Yellow警戒中

世界のニュースを見ながら人々の不安が高まる中、クック諸島は幸いなことに現在感染者ゼロ。多くの人のゲートウェイであるニュージーランド、およびお隣のタヒチで感染者が確認されている為、人々にも少し緊張と不安が広がるこの頃。


合わせて、つい先週、クルーズ船が停泊し、ラロトンガ島中に1,000人強の観光客が上陸したばかりだし、、、(このクルーズ船の受け入れの是非には、多くの議論が行われました。観光客を運ぶバスのドライバー、ガイドたちの一部が働くのを拒否した、と言う話もあります。)

現実的に考えても、クック諸島に新型コロナウィルスが届くのも時間の問題、いや、もうすでにきているのかもしれない。見えないウィルスへの不安が募っている空気が島を包んでいることをひしひしと感じるこのごろです。


新型コロナウィルス関連のクック諸島での動きを振り返ると、

3月中旬の新聞に、政府の新型コロナウィルスへの緊急対策計画のパンフレットが挟まれていたのが一番最初で、身をもって現実のものとなることを感じたことを覚えています。

そのパンフレットを改めてじっくりと読んでみます。


A4、4ページの要約は;

新型コロナウィルス(以下Covid-19)とはどんな何か、から始まり、

・女王名代を筆頭とした政府の対策本部、そして各村、NGO団体との連携体制のあり方の説明

・パンデミック宣言され、世界各国のロックダウンの状況が伝わる中、Covid-19感染者の感染者爆発を防ぎ可能な限り増加を緩やかな曲線に抑えることの大切さ

・上記を実現するために各個人ができること、期待されること

・クック諸島の各村のリーダー、伝統的な島のリーダー、教会のリーダー、NGO団体、そして政府の協力関係が必要ということ

・Covid-19により、健康面、経済面、社会生活面へに出てくるであろう影響の列挙

・ラロトンガ島を10つの地域に区分けして、その地域毎に対策本部を作り、地域内の協力&確認体制を整えること

・保健省の内部のCovid-19に取り組む体制

などが説明されていました。



このパンフレットをを手にした時、

ああ、つい先日までは遠い国々の他人事であったのが、一気に自分たち自身の現実のこととなったと実感しました。これは夢ではないんだ、と。


私たちに一番伝えてきたメッセージは、クック諸島政府としては、今後「4つの段階(ステージ)に分けて、Covid-19に対応していく」という計画。それは;

段階(ステージ):

・Code Blue  コード青 感染に備える期間。国に感染者が出る時期を遅らせる(できるだけ感染者が出るの遅延させることが狙い)

・Code Yellow コード黄 警告期間。感染拡大抑えることを目指す

・Code Red コード赤 感染拡大が続く期間。生活に甚大な影響が出る

・Code Green  コード緑 感染が落ち着き、リカバリーをする期間


この4色の色分けされた図を見たとき、まさに私たちの視覚に訴えかけ、

これから私たち自身もCovid-19との戦いの日々が始まるんだということをそして頭でも、心でも理解したことを覚えています。


でも、とてもクリアーでしっくりと理解でき、心の準備もできるこの政府からの説明は、疑問不安もなく、はい、と受け入れることができました。

首相、保健省が、今は私たちはCode Blue、皆で身の回りの、心の準備をしてくださいと言っていたのが数日前。3月25日の夕方6時からは、一段階上がりCode Yellowに入ることがアナウンスされました。


この段階では、まだ国に感染者は確認されていないため、

事前防止対策の意味を込めて、早期に一段階上げるという判断をしたクック諸島政府。

感染者のカーブを緩やかに押さえ込むためには一人一人、そしてコミュニティー皆の参加、自覚が必要。


学校はすでに今週末から前倒しの学期間休み開始中(4月中旬の休みを、前倒し)

大人も、可能な限りStay Home, 体調が悪い時もStay Home, 10人以上の集まりの禁止、身体の接触のあるスポーツ自粛、などの協力が呼びかけびかけられました。

 

レベル毎の社会の状況、それに応じて私たちが行うべきこと、行ってはいけないことがリストアップされている。とても明確、そして今の状況、今後のステージをも予想し心の準備をすることもできる。小国ながらにして、しっかりと準備し尽くされた政府の対策に感謝、感激の日々です。


Code Yellow


自分が保菌者であると思い、他人との距離を2メートル保つ生活。Social Distance

スーパーでも入店人数の制限、一家族一人の入店のみ&子ども禁止になるなどの対応開始。レストラン&カフェ営業禁止でテイクアウェイのみOK 。


夕方には毎日ニュージーランドのアーデーン首相のスピーチを聞き、また、クック諸島政府の発表を聞き、自分たちを正確な現状&安心できる情報にアップデート&アラートする日々が続きます。


みなさまStay home & stay safe!


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