クックアイランズゲームがとうとう始まりました!
11 Islands, 24 Sports Codes, 2 Weeks, 3,000 athletes!
クック諸島版オリンピック、クックアイランズゲームの開会式が盛大に繰り広げられました。
こんなに多くのアスリートが参加するから、観客がいないんじゃない、と思うぐらいのイベントです。
各島の入場行進&パレード。
本当のオリンピックのように、騎手に続き楽しそうに誇り高き入場行進する光景を見ながら、
こんなにも人がいたんだ!と思わず感じたほどの、間違いなく私が暮らす4年間で一番島の人が一同に集まったイベントだと思います。
各島カラーのユニフォームで揃え、老若男女、赤ちゃん、犬たちみんなでパレード。
島の伝統的な王様が正装でリードしたり、ミスクック諸島、プラカードを持ちながら見事なポリネシアンダンスを披露したり、アイランドスタイル満載。そして何よりも、みんなすっごく楽しそう!
聖火リレーもちゃんとありましたよ。
東京オリンピックの延期、太平洋地区のスポーツイベントの中止、
そして数ヶ月続いた集うスポーツの禁止、つい最近復活した接触スポーツの再開。
世界中のアスリートたちにとっても、コロナウィルスの影響により辛いとしになってしまっていることはまぎれもない事実です。
毎年10月頃、離島が掛け持ちで開催されているManea Gameという島対抗のスポーツ大会がクック諸島の年間イベントの一つにあります。今年はアチウ島での開催が予定されていました。
が、より多くの人が参加して楽しむことができるようにと、
ラロトンガ島での開催に変更され、Cook Islands Gameと名称変更。
クック諸島の各島々チームが競い合う、クック諸島版オリンピックとしてイベントが生まれ変わりました。構想が生まれてから2ヶ月間で、あっという間にこんなイベントができてしまうのも、小さな規模で団結力のあるラロトンガ島ならではだなあと感じました。
国際オリンピック委員会IOC会長からのビデオメッセージも届きました。
会場がシーンとし、皆が耳を傾ける中、世界の国々がコロナウィルスと戦う中、
小さな国クック諸島の「スポーツマンシップ」を継続させるというアチーブメントを讃えるスピーチに感動し、涙が出て来そうでした。
スピーチ抜粋です;
「このコロナウィルスによりアスリートたちは大きな影響を受けています。
国際的なスポーツイベントも軒並み中止。
IOC加盟の205カ国・地域の中で、今年このような大きなスポーツイベントを開催できたのは
世界でクック諸島のみです。
スポーツ大国であるためには国が大きくある必要はない。
小さくてもできるということをクック諸島の皆さんは世界に示してくれました。
おめでとう。」
3月中旬から国境を閉じて、すでに半年強。
GDPの85%は観光業からの収入となる観光立国クック諸島、そして人々にとっては経済的にチャレンジな不安な日々が続いています。
しかし、逆に今は仕事の量も少なくなっている人たちも多いので、
スポーツを楽しみ、特訓する時間の余裕もある。
身体を動かすことは、世界2位の肥満大国のクック諸島の人々にとっては常に必要とされること。
と、まさに、今のクック諸島には必要で最適なイベントであるなあと、外から見ても感じています
幸いに現在までコロナウイルス感染者ゼロ。
マスク着用、ソーシャルディスタンスに気をつける事なく安心して暮らし、集えることができる安心あ日々を過ごすことができていることに皆感謝しています。
We are proud to be Cook Islnader
クック諸島人であることに誇りを持とう
自分のルーツを知り、今までつながりがなかった島の親族たちと出会い、共にスポーツを楽しもう。
このような大きなイベントが、不安な心地一切なしで開催できていることに
本当に恵まれていると思います。
今、クック諸島で暮らしていることに感謝。
クックアイランズゲームに合わせて、島の小学校も超と学期間の2週間休暇。
これから2週間、島中がスポーツの熱気に包まれること間違いなし。応援に行ってこようと思います。
これは、開会式の様子のライブストリーム。
58分30秒ぐらいから各島の”オリンピック行進”が始まります。
人々の熱気がたくさん伝わってきますよ。まさにこれがクック諸島人!っていう感じです。ぜひ。
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