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クックアイランズゲーム 大会の様子

こんな美しい海が舞台の水泳大会、世界にあるでしょうか?

というぐらいの最高の天気の日、競泳のスイミング大会が行われました。


ラロトンガ島の南西海岸、少し沖に泳ぐと島一オススメのシュノーケリングスポットとなっているビーチ。

通称アロアビーチ。

ビーチ沿いにはファミリーリゾートのザ・ラロトンガンビーチリゾート&ラグナリウム、およびアダルトオンリーのサンクチュアリーラロトンガンリゾートがあります。


海に囲まれたラロトンガ島の人々にとっては赤ちゃんの時から海に浸かり、遊び、泳ぐことが日常。 競泳用の25mプールがない、ということもあるけれど、ラグーンにコースロープをはり、

ブイを設置して、見事な競泳会場の完成。


天気に誘われ、ビーチも応援団で賑わっていました。


同日行われていた、

ムリビーチが舞台の6人乗りカヌーレースも汗をかき漕ぎ、

終わった後には直ぐに海に飛び込むには最高のセッティング。


今回のクックアイランズゲームは、

「11の島チーム対抗戦、24の種目、2週間の大会、3,000人のアスリート参加

11 Islands, 24 Sports Codes, 2 Weeks, 3,000 athletes!」

の国を挙げての大きなイベント。

国中の人が、アスリート、応援団、炊き出し班、など何らかの形で関わっているのでは、

と思う程の盛り上がりよう。


世界を巡るネガティブなコロナウィルスのニュースを汗を流して発散しよう!

ソーシャルディスタンスを気にしなくて良いという環境を満喫しよう!

というような思いも感じられます。


今回のスポーツ大会の24種目。

リストにすると;

水泳、陸上、バスケットボール、バトミントン、ビーチバレー、ボクシング、クリケット、サイクリング、ダーツ、サッカー、ゴルフ、ハンドボール、ローンボーリング、ネットボール、7人制ラグビー、9人制ラグビー、セーリング、卓球、テニス、タッチラグビー、トライアスロン、ウェイトリフティング、6人乗りカヌー、伝統的スポーツ


老若男女、誰もが手を挙げれば何かには参加できるような豊富な種目。

基本的には、自分が所属する島のチームに入る。

それは、今住んでいる島でも、産まれ育った島でも、母の出身の島、祖父の出身の島でも、

何かコネクションがあればOK。

また、チームごとに、外国に由来を持つ人の参加も人数制限を設けた上でOK認められることとなり

在住外国人も加わり、更に盛り上がることが出来たと思います。


数多くの中の種目の中で、特に注目を浴びたのは、帆船のチーム戦が初めて競技として取り入れられたこと。

海に漕ぎだした帆船を各チームの選手たちが、操縦。

マストの上げ下げ、帆船の方向転換の手際などが審査の対象。

初めて帆船に乗ったよ!という声も多く聞こえ、盛り上がっていたのは1クルーとして嬉しく思えました。

スポーツで汗を流すことにネガティブなことはない。

健康的な身体と心を形成することに役立つ。

肥満大国の一つの予防策として、スポーツを取り入れた日常生活は歓迎されること。

人々が島ごとの集い団結して戦う。

自分たちのルーツを確認し合い、新しい知人とともに汗を流す。

各チームが盛り上がり、ファンドレージングを行い、 自分たちのチームTシャツを作り、団結する。


こんなに島が盛り上がったスポーツ大会はなかった、と。

クック諸島オリンピック協会が、

同様のスポーツ大会を2年後の2022年にも開催することが早くもアナウンスされました。


世界が、コロナウィルスの影響でマスクとソーシャルディスタンスを気にした暮らしが続く中、

クック諸島の人々は、今まで以上にスポーツを楽しむ日々が続きそうです。


数年後には、国の肥満度も改善がみれるかしら?



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