6月8日の「International Ocean Day 世界海の日」。海の恵みに感謝し、サステイナブルを考える日。海洋王国クック諸島の次世代を担う子供達にとって重要な海。理解を深めるため、クック諸島亀協会( Cook Islands Turtle Association)のスタッフが、特別授業をしてくれました。
まずは、ラロトンガ島の海に住む、アオウミガメとタイマイについてのお話。
珊瑚礁の切れ目パッセージ付近で見ることができるため、私たちにとっても身近な存在です。また、亀はマオリのシンボルで”守り神”を意味することから、昔から人々に近い存在であったと想像します。
ラグーン内で保護された怪我のため自力で泳げない子亀を保護し、飼育してきた奮闘ストーリーに子供達は興味津々。水槽から出て、ラグーンでのスイミングレッスンを繰り返し、今週末にその亀ポヌがいよいよ野生に放たれるとのこと。
そのポヌを始め、亀たちが間違えて食べてしまい苦しまないようにゴミ捨てをしない、海の清掃活動の大切さ、綺麗に海を保つ大切さを子どもたち皆で確認し合いました。
海ととても近いクック諸島の私たちの暮らし。
クック諸島はまさに、99%海です。
魚を食べ、青に輝く海を眺め、サンゴ礁に砕けるゴォーゴォーという音とともにあるラロトンガ島の日々。海は切っても切り離せません。
3ヶ月になろうとするCovid-19に占領されたかのような私たちの暮らし。
暗いニュースが並び、不安が続く日々。島のアイコン的であった、頬にキスをして満面の笑みで”キアオラナ”と挨拶をするスタイルも、もうすっかりと消えてしまった。
そんな中でも、ラロトンガ島を取り囲む海はいつもと同じように輝き、波は途切れることなく響き続ける。ニュースに一喜一憂されているのは人間だけ。
不安が募るだけの世界のニュースから時にはシャットダウンし、当たり前の自然の恵みに耳を傾け、感謝する幸せを感じました。
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